最近はあんま画像AIのLoRA学習とかやってなかった。というのも、例えば自分のオリキャラのLoRAを学習させたい場合、そのキャラの画像を10枚くらいは用意したいところだが、自分で描くのは大変だし、画像AIで生成するにも同じキャラの画像を何枚も作るのは難しい。というか、難しいからLoRAを作ろうと言ってるのであって、ニワトリが先か卵が先か問題に直面しがち。

それでもまたLoRAを作ろうかなと思ったのは、ChatGPTのあたらしい画像生成機能が便利だったからだ。ChatGPTにキャラデザを入力して、「このキャラが~してるところを描いて」とお願いすればそれらしい絵を出してくれる。

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sdmntprwestus2.png

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これならLoRAがなくても一貫性のあるキャラクターを描かせる事ができる。 「だったらLoRA要らねえんじゃん」と思うかもしれないが、しかし時にはローカルで画像生成も必要となる。何故ならばChatGPTだとスケベなシチュとかを描く事を拒否してくるからである。

そういうわけでまたLoRA作るか…と思ったが、以前はKohya_SSでLoRA作るのがデファクトスタンダードだったが、最近はKohya_lora_param_guiというのを使う方が簡単らしいのでこっちを試してみる。

https://github.com/RedRayz/Kohya_lora_param_gui

何が簡単なのか?というとセットアップが簡単なのと、プリセットが豊富に用意されてるから学習パラメータを調整しなくていいからラクらしい。

ではリポジトリのリードミーに従ってセットアップする。

まずパソコンに適当な場所に”lora_train”とかなんか適当な名前でフォルダを切る。

リポジトリからzipファイルをDLしてlora_trainの中で解凍する。

解凍してできたフォルダ内のKohya_lora_trainer.exeを起動して、”簡易インストーラ”ボタンを押してインストールボタンを押す。 これだけで簡単にセットアップしてくれる…ハズだったのだが、私の環境では途中で止まって進まなくなってしまう。

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この場合、面倒くさいけど自力でsd-scriptsをセットアップするハメになる。

lora_trainフォルダにsd-scriptsリポジトリをクローンする。(私の場合はすでに簡易インストールでクローンされている)

sd-scriptsフォルダでターミナル(パワーシェル)を開いて、venvを作って入る。