前回、ChatGPTとClaude3を比較検証した。

すると、どちらが勝ちというか、かなり一長一短だという事が分かった。それがむしろ私を不安にさせた。一長一短という事は、ChatGPTだけを使おうとしても、Claude3よりもダメな答えを返す場合も多いし、逆も然りという事では無いか。

あ~あ、色んなAIにまとめて質問できて全員から回答をもらえるようなアプリねえかなあ!

とググったら、そういうのがあった。ChatHubというChromeブラウザ拡張だ。Edgeでも使える。

ChatHub - All-in-one chatbot client

プロンプトを入力すると、最大で6個のAIがまとめて返答してくれる。

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ゲームとかの分野でよく言われる事だが、人間は入力に対して出力がドデカイほど気持ちいいらしい。だからパチスロなんかではポチポチ押すだけでド派手な演出が返ってくるように作られている。

ChatHubも一度の入力で6個の出力がジャラジャラ返って来て気持ちいい。

もう、それぞれのWebページに行って一つずつ入力して答えてもらうなんて手間も必要無くなった!

前回の検証で分かった事だが、Claude3には弱点が一つあって、やたらと「著作権侵害のリスク」を気にして回答を拒否しがちという点だ。そういう時は他のAIに訊くしかないが、面倒だ。 ChatHubなら基本的にはClaude3の回答をアテにしつつ、Claude3が拒否して来てもGeminiかGPT3.5TかBingか、誰かしらがマシな答えを出してくれる事が期待できる。

ちなみに、ChatHubはインスコは無料だが、無料だと2個までのAIにしか同時に訊けない。有料課金すれば6個までのAIに同時に訊けるようになる。また、課金するとチャット履歴を検索できるようになる。

料金は39ドルだ。検索すると他の人は35ドルと言ってる人が多いが、最近値上げされてしまったらしい。39ドルというのは6千円くらいである。ブラウザ拡張が6千円ってハッキリ言って高い。でもついついポチッてしまった。

それにしても、どうしてChatHubはブラウザ拡張として作ったんだろう?と考えてしまう。別にWebサービスだったりアプリケーションだったりで作ればその方がいいんじゃないだろうか?

実は、ブラウザ拡張である事には理由がある。ブラウザ拡張はものすごいアドバンテージを秘めているのだ。