アニメなんて、フィクション、オハナシ、ウソの世界に過ぎない、という人もいる。
しかし、私は現実よりもアニメの方がよっぽど本物らしいと思う事もある。
というのは、我々は自分の本当の気持ちを表に出す事はほとんどない。何となく当たり障りのない上滑りした会話をするばかりである。(結果として、我々はそもそも自分の本当の気持ちに気付く事さえできない)相手の言ってる事が完全に間違いだったとしても、とりあえず同意しておく。そのような欺瞞がコミュニケーション力と呼ばれて持て囃されている。これは現実だが、ウソの世界である。
一方で、アニメのキャラクター達が直面する葛藤、彼らの感情はリアルだ。だから我々はアニメや映画に熱中する。これはフィクションだが、フィクションの世界の中での彼らの葛藤は本物である。故に、アニメはリアルよりもリアルとなる。
前置きはこの辺にして、本題に入りたい。
数日前に、GPT-3.5-Turboによって駆動する25人のキャラクターが街の中で生活するシムズのようなゲームみたいな**ジェネレーティブエージェント論文(GA論文)**がarxivに上がって、話題になった。
https://twitter.com/karpathy/status/1645485475996790784
日本語での解説記事も上がっている。
https://twitter.com/umiyuki_ai/status/1645938344931770369
https://twitter.com/umiyuki_ai/status/1646777971620085761
25人のAIが一緒に暮らしたら、自我は芽生えるか? ゲームの中で検証 バレンタインなど勝手に企画
この論文は、もはやAIベースのキャラクターは人間と同じようにバーチャル世界で生活できて、キャラ同士の相互作用もリアルにこなせることを示している。
それから昨日、GARDEN PROJECTという動画が上がった。↓
https://twitter.com/CUTEWARE_info/status/1646821485946998784
これは、どうやら3Dで構築された世界で二人の女の子のキャラクター(GPTベース)が自律的に活動するというアプリを録画したもののようだ。